金曜日に娘と一緒にショッピングセンターへ服を買いに行きました。

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正直言うと、こんな日がくるなんて信じられませんでした。

ほとんどの時間を引きこもって過ごし、感覚過敏のため着古して穴が開いたTシャツとクタクタの短パンばかり着ていた娘。新しいTシャツを買ってきても「なんだかスーツを着ているみたいで落ち着かない」とすぐに脱いでしまいます。

長袖のTシャツは大嫌いで「腕から下に布があることが許せない」。
長ズボンも太ももから下に布があるのが嫌みたいですが、冬はゆったりしたシルエットで肌触りのいいものなら外出時のみ履けていました。

ちなみに冬の上着はおばあちゃんから譲り受けたフリースをTシャツの上から着て、その上にやはりおばあちゃんからもらったダウンを着る、それ一択。室内では暖房を効かせてTシャツ短パンにインド綿のストールを巻き付けるのみ。

ちなみに靴下は履けませんし、靴も草履かサンダルタイプのものしか受け付けません。

だから、服を買うといっても娘が気にいったものと同じものを私が探して買うだけ。
何が気に障るかわからないので「返品可」かどうかは必ず確かめてから買っていました。
タグや縫い目、フィット感など細かくこだわりますので。あと意外と色とデザインも。


ところが、今年に入って外出する機会が多くなり、電車に乗って出かけることも多くなった娘。
学校へも週に1度は通い、近所を散歩することも増えてきました。

すると今までは全く身なりにかまわなかったのに、いつのまにかボロボロのTシャツは着なくなり、お風呂にもほぼ毎日入り、着たら放置していたフリースを洗濯してほしいと頼むようになってきました。

そしてついに、外出用の服を買いそろえるため買い物に行くことになったのです。
「服を買いに行ったほうがいいと思うよ」という私の言葉に同意するとは!


何もかも揃っている大型店で、買いそろえるアイテムだけ私が提案しました。
すると、娘は自分で商品を見て鏡に服を当ててみて選んでいるではありませんか。
あんなに見た目に興味がなかったのに。

試着室に思わず一緒に入ろうとして娘に「なんで?」と言われた私はまだ娘を小さい子扱いしていたのですね。謝って外に出て着替え終わった姿を見せてもらいました。
肌触りが悪いものや違和感があるものはばっさばっさ切り捨てていましたが、決断も早いし大したものだと思いました。

本当にうれしかった。


買い物が終わってからはフードコートで食事をし、娘はその上にアイスも食べました。
このごろは安定して外で食事もできるようになっていて、その点でもすごく成長を感じています。

これから何回か娘の最近の変化とその考察を書いていけたらと考えています。