先日、トラウマを越えて遊園地へ行くことができた娘。

それ以来、好調な波が続いています。
  • 一人で近所のショッピングモールに行った
  • 私と二人で映画を観に行って、帰りにフードコートで食事をすることができた(引きこもるようになってからたまに外出しても絶対に外ではものを食べなかった)
  • 試験も終わったのに一人で学校へ勉強しに行った
この中でも、主治医がいちばん評価してくれたのが「外で食事ができたこと」。
不安がすぐに腹痛となってそれが怖くて外出できなかったのに、外で食事するというのは勇気がいったと思います。
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今日も映画に二人で行って来て、買い物して帰ってきました。
そして日曜にはまた同じ遊園地に行く予定です。

ただ、外出した次の日はひどく疲れて「五臓六腑が痛い」「熱が出る」「吐き気がする」といった身体症状が出るので、こんなにハイペースで大丈夫かな?と心配はしています。
そのあたりは本人に任せようと思っているんですけどね。
途中で何が起きようとも大丈夫なように備えるのみ。


どうしてこんなにうまくいっているのかな?と考えてみました。
  • 私の支援がうまく回っていて私の情緒が安定している
  • 家での生活に関してほとんど口出ししていない
  • 普通の高校生の相場に合わせておこずかいを渡している(これは思った以上に大きく、ゲームを買ったり、外出したときに好きなものを買ったりすることができるのがモチベーションアップにつながっているよう)
  • 付き添いを頼まれたら応じ、本人の様子に合わせて電車ではできるだけ座らせるなど配慮する。
  • 本人の趣味には口出ししない
  • 自分も楽しむ
でしょうか。

エネルギーが湧いてくるといろいろと欲しくなるらしく、おこずかい以外にも外出したときに食べ物やちょっとしたものをねだられることが増えました。

お財布的には少しつらいものがありますが、贅沢になりすぎない程度に応じるようにしています。
お金の価値はだいたいわかっているみたいだけれど偏りがみられるので、食料品の買い物に連れて行ったりして少しずつ教えていっているところです。

あと、娘は自分の世界に入ってこられるのをすごく嫌がるので、外出の内容について語り合わないように気をつけています。一緒に楽しめたらいいんですけど、それは友達の役割なんでしょうね。
でも、私が無理して付き合っていると罪悪感を感じるらしいので、遊園地なら花を楽しむとか自分なりに楽しむようにしています。映画は寝てるときもありますが…。イケメン探しが楽しい。

主治医は「そうやって外出して『大丈夫だった』を積み重ねていくことが最高の行動療法です」と言ってくれています。
私は娘の安心モバイルバッテリーとしてそっと必要なくなるまで寄添おうと思います。