さて、登校拒否・不登校問題全国のつどいの報告も最後の記事となりました。

最後に参加したのは「障がいがある子どもの登校拒否・不登校」の分科会です。

人数が多かったので、初めてこの分科会に参加した人のみ自己紹介と今までのいきさつや現状をまず話していきました。


障害は発達障害ばかりでした。
予想はついていたとはいえ、ここまで発達障害で不登校に悩む親子が多いとは。

学校には行けていないけれど適応指導教室には行っているという方が何人かおられました。
すごい。娘は個別のセラピーはある時期までは行きましたが、結局適応指導教室には行けませんでしたからね。そういえば見学したときも全然興味なさそうだったなぁ。

ただ適応指導教室に行っていても勉強は嫌がると言っておられました。
学習障害を持っていたりで、小学校に入学してから勉強につまづき苦手意識を持ってしまったようです。
うちと全く同じだな。

娘は学習障害とは診断されませんでしたが、二ケタの計算あたりからつまづきだしてましたし、字も読みには不自由はないのですが、書くのがきれいに書くか殴り書きかの両極端で、次第に字を書くこと自体を嫌がるようになったのです。


「支援級に入るほどではないけれど普通級に適応できない」と言った声には心から共感しました。
発達障害の親の会でも「軽度だからつらいんです!」といったお母さんがいましたが全く同じ気持ち。
困り感を先生に見つけてもらうこともできず、不登校になってからも適切な支援は得られなかった娘を思うと、「もっとわかりやすく支援が必要な状態だったなら・・・」(デリカシーに欠けた発言で申し訳ありません)と思ってしまうのですよね。


あと、「中学は特別支援学校に行っていたけど、通信制高校に進み障害者雇用で働いている」という方もおられました。

娘の通信制サポート校も、特別支援学校高等部をやめて入学してくる子が何人かいます。
最初は多少のトラブルがあっても馴染んで問題なく学び、大学進学するケースも。


最後に印象に残ったケースは、学校には行ってないけれど発達支援センターに週1~2回通っている親子。
子どもだけでなく、親だけ話を聞いてもらえる時間もあるので助かっているとのこと。

「勉強はしていないけれど、そこに通うことによって勉強ではないところで自信がつきました。勉強は本人がやりたいと思ったときにやればいいと思っています。居心地が悪い学校に無理に行かなくてもいいんだなと思いました。」

その方の話には大いに勇気づけられました。


また、発達障害と不登校に関する講演などに行って、たくさんの方と交流し生の声を聞きたいと思いました!