発達ナビにコラムが掲載されました。


ritariko0810
発達ナビ:子どもが病院を嫌がったときは「代理受診」を。病院とつながり続けるメリットとは?親のケアや将来の年金にも関わる!?


今回は、娘が病院に行きたがらないため代理受診を続けている体験談を書きました。

ぶっちゃけ、「不登校になったら病院に行かなくてはならない」とは私は思いません。そして「病院に行けば不登校が治る」なんて絶対に思っていません。
だって不登校は病気じゃないんですから。

ただ、自分の経験上
  • 不登校の子どもで発達障害を持つ子はかなり多い
  • 不登校になるほど落ち詰められている子どもは心身症などの精神的ダメージを受けている可能性が高い
  • 不登校期間に精神的な不調を起こす確率が高い
  • 親も精神的に病んでしまうことが多い
と感じました。

だから、私は娘の様子がおかしくなったときに児童精神科に連れていったのは正解だったと思っています。不登校を治すためではなく娘と私が楽になるために。


私は何の疑問も持っていなかったのですが、きっと先生は発達障害を早くから疑っていたのでしょう。病院にかかって間もないころと、それから2年経ってからの2回、WISC-Ⅲの検査を受けて2回目の検査でアスペルガー症候群だという診断を受けました。これも病院にかかってなかったらわからなかったことです。

精神的なダメージについてはもう早くから出ていて、小2なのに「死にたい」と言って泣くし、検査して異常もないのに腹痛が続く心身症もありました。

不登校状態が続くなかでは、進学など大きな節目に夜寝ぼけて奇妙な行動をとったり、心身症が悪化して一人でいられなくなったり、食べ物がうまく呑み込めないといった新しい症状が出たりしました。

そんなとき、相談できる主治医がいたことでどれだけ救われたかしれません。


発達障害を診ることができるクリニックに変わってからは、代理受診期間を経てついに自分から通院するようになり、安定剤を飲みながら自分の心と体にうまく折り合いをつけられるように成長しました。

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医療機関はしんどい子育てを続ける親子を支えてくれる支援機関としての一面があります。
学校との間を取り持ってくれたり、親が支えきれなくなったときに助けてくれたり。児童相談所や特別支援学校など他機関とのネットワークも持っていたりします。

障害年金の申請には病院に継続して通っていることが条件になりますし、障害福祉サービスやその他の支援とつながるきっかけにもなります。とくにソーシャルワーカーがいる病院はそのあたりが充実しているようですね。


自分や家族がつらいときは一つでも多く支援とつながっていることが大切です。
一番怖いのは自分から手を放してしまって、親子だけで孤立してしまうこと。
これはときに悲劇を招きます。

この記事が助けを求める誰かの背中を押してくれますように。