子どもに身につけさせたい力として、家事をする能力がよくあげられます。
ある日、娘に洗濯をするように頼みました。私の体調が悪かったからです。
それまでに何度か洗濯の仕方は教えていたのですが、娘は全く覚えていません。本当にケロッと忘れているのです。そして、私に「バカでごめんなさい」っていうんですよ。切なくて泣きたくなりましたね。
それから何とか洗濯機は終了。「干しておいて」と言ったのですが、ひと眠りして洗濯ものを見ると、下着類だけいつも干してある場所に干してあって、残りはカゴに放り込んだまま何時間も放置してあったのです。
娘に聞くと、「いつもお手伝いしてるときは下着だけしか干さなくてよかったから、今回もそれでいいと思った。干し終わったら『やったー』と思ってあとは忘れてしまった。できない子でごめんなさい。」と目を真っ赤にして泣いています。
娘は怒られると15になった今でも泣きます。こちらも怒りを抑えてるつもりなのですが、表情にダダ漏れらしいんですよね。表情を偽れないのは小さなころからずっとなので、というか発達障害の特性なので治せません。
この話をソーシャルワーカーにすると、「身の回りのことができるSSTは家庭で一番効果があります。もう15なのですから、家事をやって見せたり、例えばタオルを替える頻度を言って聞かせたりしてできることを増やすといいですよ。」と言われました。
言われたことには従うし、できるだけすぐに言わなければ気が済まない私は、翌日くらいに洗濯のマニュアルをパソコンで作り、バスタオルやフェイスタオルの交換頻度について話し、着古した服の捨て時についても一気に話しました。
娘はつらそうな顔をしながらがまんして聞いていました。そして、服を何枚か捨てました。
私は自分のコントロールのきかなさにいやになり、落ち込んでしまったのでした。
だいたい私自身、親がそういうことを仕込もうとすることに強く反発してきたのです。
「将来のため台所を手伝いなさい」
「そろそろ自分の部屋の掃除くらいしなさい」
「なんで私ばっかり!私が女だから?」という反発もあったと思います。
人に指図されるのが大嫌いだった私は、親にもあれこれ言われるのが嫌だったのです。
娘は長い間不登校をしてることもあって、私に遠慮しているところがあります。
「あ、気を使ってるな」と思う瞬間がよくあるのです。
そんな彼女相手だからこそ、もうすこしさりげなく時間をかけてやっていったらいいのかなと、今回のことで思いました。
ある日、娘に洗濯をするように頼みました。私の体調が悪かったからです。
それまでに何度か洗濯の仕方は教えていたのですが、娘は全く覚えていません。本当にケロッと忘れているのです。そして、私に「バカでごめんなさい」っていうんですよ。切なくて泣きたくなりましたね。
それから何とか洗濯機は終了。「干しておいて」と言ったのですが、ひと眠りして洗濯ものを見ると、下着類だけいつも干してある場所に干してあって、残りはカゴに放り込んだまま何時間も放置してあったのです。
娘に聞くと、「いつもお手伝いしてるときは下着だけしか干さなくてよかったから、今回もそれでいいと思った。干し終わったら『やったー』と思ってあとは忘れてしまった。できない子でごめんなさい。」と目を真っ赤にして泣いています。
娘は怒られると15になった今でも泣きます。こちらも怒りを抑えてるつもりなのですが、表情にダダ漏れらしいんですよね。表情を偽れないのは小さなころからずっとなので、というか発達障害の特性なので治せません。
この話をソーシャルワーカーにすると、「身の回りのことができるSSTは家庭で一番効果があります。もう15なのですから、家事をやって見せたり、例えばタオルを替える頻度を言って聞かせたりしてできることを増やすといいですよ。」と言われました。
言われたことには従うし、できるだけすぐに言わなければ気が済まない私は、翌日くらいに洗濯のマニュアルをパソコンで作り、バスタオルやフェイスタオルの交換頻度について話し、着古した服の捨て時についても一気に話しました。
娘はつらそうな顔をしながらがまんして聞いていました。そして、服を何枚か捨てました。
私は自分のコントロールのきかなさにいやになり、落ち込んでしまったのでした。
だいたい私自身、親がそういうことを仕込もうとすることに強く反発してきたのです。
「将来のため台所を手伝いなさい」
「そろそろ自分の部屋の掃除くらいしなさい」
「なんで私ばっかり!私が女だから?」という反発もあったと思います。
人に指図されるのが大嫌いだった私は、親にもあれこれ言われるのが嫌だったのです。
娘は長い間不登校をしてることもあって、私に遠慮しているところがあります。
「あ、気を使ってるな」と思う瞬間がよくあるのです。
そんな彼女相手だからこそ、もうすこしさりげなく時間をかけてやっていったらいいのかなと、今回のことで思いました。